ベルリンからアウシュヴィッツ強制収容所へ

中学生の頃くらいからいつか行かなければと思い続けていたアウシュヴィッツ強制収容所へ先日行ってきました。

ベルリンで白い薔薇を買い、強制連行された人たちと同じ陸路で、ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所内で多くの人が処刑された死の壁の前にお供えしてきました。

11月でも0℃を下回る極寒の中、「東へ移住するだけだ」と騙されて、窓のない貨物列車に圧死するほどぎゅうぎゅうに押し込められて、3日間も飲まず食わずと、、

どんなに辛かっただろうかと思います。

白い薔薇はお供えした時にはだいぶ弱ってしまっていましたが、その意味も含めて祈りを込めて捧げました。

現地で案内をしてくださったのは、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所、日本人唯一の公認ガイドの中谷剛さん。

伝えられたのはここで起きた考えられないほど酷い事実、

そして「あなたはそれをどう受け止め、これからどうしていきますか」

という問いでした。

ドイツに来て、差別を受けることよりもショックなのは、「自分の中にどれだけの偏見があったのか」ということに気付かされることです。

ガイドの中谷剛さんの言葉の中に

「偏見は差別を、差別は暴力を、暴力は戦争を生む」という言葉がありました。

その偏見をとめられるのは教育だけだと思います。

二度と同じ過ちをおかさないためにも、今の日本も過去の歴史と向かい合う必要があると強く感じました。

たいら訪問鍼灸

ドイツ・ベルリンにて鍼灸をしています。はじめての方もお気軽にぜひ。日本人の身体に合った東洋医学でお悩みを解決しませんか。

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