「兄弟のキス」
ベルリンの壁の中でも有名な「兄弟のキス」
左は旧ソ連のブレジネフ書記長、右は旧東ドイツのホーネッカー国家評議会議長。
これは風刺の効いた絵だとばかり思っていたが、驚くことにこのキスは本当に行われたものだそう!
その証拠に全く同じ構図の写真が残っている。
ロシアでは、深い信頼を示す外交の手段としてヘテロ男性同士がキスをするのが効果的だったそうな、、、
正直今のロシアへのイメージから想像できない。
私達の世代は自分と同じようにこの絵の意味を知らない人が多いことだろう。
現地に住んでいる人すら知らない人も多いと教えてもらった。
ドイツでは街の至るところに負の遺産を残す印が残っている。
ナチスドイツの負の遺産として残るポーランドにあるアウシュヴィッツ強制収容所には
Don't show your teethと書かれた看板があるそう。
直訳"歯を見せるな"つまりここでは 笑うな ということだ。
そして教育でもドイツの学生たちはこれでもかというくらいナチズムについて学ぶ。(ある公立高校では1年間のうち丸4ヶ月間はナチス時代の授業)
そうして負の遺産を風化させずに伝えていく。
それこそが同じ過ちを繰り返さない唯一の手段ではないかと思う。
ゼレンスキーとプーチンもこの絵のようにキスをして劇的にこの戦争を終わらせてほしいと願わずにはいられない。🕊
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